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木造の弱点を強化【接合部の弱点を強化する梁のボルト接合】

木造の弱点を強化、強靭なオリジナル接合金具

テクノストラクチャーでは主要構造部の接合に、オリジナルの接合金具を使用することにより、木材の切り欠きを最小限にし、接合部の安定した強度を発揮しています。
これにより、材質本来の強度を最大限に活かした頑丈な構造体を実現すると同時に施行のスピード化、品質の安定化も実現しました。

接合部の弱点を強化するテクノ接合金具

一般的な木の家は、木の材料を切り欠いて部材と部材を接合します。このため、接合部の木材は部分的に細くなってしまい、その箇所が地震等で割れて建物の倒壊を招く例も多く見られました。
テクノストラクチャーでは、木材の切り欠きをできるだけ減らし、素材の力を引き出す金具接合仕様を採用。施工者によって、強度にバラツキが出ることも少なく、接合部での安定した強度を実現しました。その中でも特に優れた強度を誇る梁のボルト接合、柱のドリフトピン接合について下記で詳しく説明しています。

■接合金具の種類

一般的な木造の「ほぞ加工」。上記のような木が極端に細くなる箇所があり、強度上弱くなる場合があります。

1.大引金具(土台と大引の接合)
2.ねじ止め筋かい金具(筋かいと柱の接合)
3.ドリフトピン(柱と梁の接合)
4.かね金具(テクノビーム同士の接合)
今回は写真の4.かね金具(テクノビーム同士の接合)について詳しく説明します。

ボルトによる梁と梁の接合とその強度

テクノストラクチャーではテクノビーム同士の鉄骨部をテクノ接合金具とボトルで締めつけるボルト接合を採用し強度を高めています。

ボルト接合の強度を、木製梁のほぞ接合と比較

梁一梁接合部のせん断強度実験を行いました。その結果、木製梁のほぞ接合部分が82.1kN(約8.3トン)で破壊したのに対して、テクノビーム4.5のボトル接合部は同じ荷重に耐えました。また、その時の変位はわずか9mmのボルト接合の高強度を実証することができました。

テクノビーム4.5のボルト接合

木製梁のほぞ接合

テクノビームの詳細についてよくあるご質問 

パナソニックの思いと技術を結集した耐震住宅工法 テクノストラクチャー工法のテクノビーム。
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