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テクノビーム強度性能

長期荷重に耐えられる高耐久性能

軸構造の建物の重要な構造材である梁は、荷重により若干のたわみが生じます。
特に木製梁の場合は、樹種、乾燥度合い、節や割れの状況によって、強度や品質のバラツキが大きく、ズレやキシミなどの原因となります。

また、木製梁は長期間荷重がかかり続けると、たわみ変形量が年々増えていくクリープ変形という現象が起こり、これにより引き戸の開閉がしにくくなる等、住宅に様々な不具合が生じます。

しかし、鉄骨を芯材としたテクノビームではこのクリープ変形がほとんど進行しません。
木質構造設計基準では木製梁のたわみ量を、柱間の距離の1/300と規定されていますが、
テクノストラクチャーではより構造の安全性に配慮。
床梁と根太のたわみ量を1/600以下と設定し、構造計算上で梁のたわみの量を半分以下に抑える設計にしています。

■梁のたわみが与える影響は?

・木製梁
引き戸の開閉がしにくくなったり、建物のゆがみに発展することがあります。

・テクノビーム
時間がたっても引き戸の開閉はスムーズで、構造体の精度も保たれます。

長く住むほどに耐久性に差が出るテクノビームと木製梁

■テクノビームと木製梁のたわみ量比較
同じ長さ(3600mm)のテクノビーム3.2と木製梁(ベイマツ無等級材)に21.8kN(約2.2トン)の荷重を加えた時にたわみ量が経年劣化します。
荷重を加えたとき(新築時)から30年後のテクノビームのたわみ量は、木製梁の1/4以下と高い耐久性を示します。

木製梁

長期間の荷重で、たわみがどんどん進行(クリープ変形)することがあります。

テクノビーム

何年経っても梁のクリープ変形はほとんど進行しません。

地震などの短期の外力にも差が出る強さ

梁(テクノビーム)曲げ強度試験

テクノビーム4.5と、乾燥材(ベイマツ無等級材)の木製梁を用いて、曲げ強度実験を行い強度性能を比較しました。(試験体の長さ3600mm)その結果、木製梁が62.4kW(約6.3トン)で破壊したのに対し、テクノビーム4.5は同じ荷重に耐え、その時のたわみは約25mmでした。
※住宅に使われる木製梁は高さ210mmの梁せいが一般的ですが、実験ではテクノビームの梁せいに合わせてさらに高い290mmの木製梁を用意して比較しました。

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