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ハウスメーカー直伝のお掃除術!バスルームの排水口・床編

浴室は身体を清潔にするだけでなく、今日の疲れを癒し、明日へのエネルギーをつくる場所です。

いつも気持ちよく入浴できるようにお手入れをする必要があります。

今回はバスルームの中でも汚れやすい排水口と床を中心に、掃除のコツをご紹介していきます。

排水口

水や人のアカ、せっけんカスは排水口にたまり、カビやヌメりの原因になります。

時間が経つと悪臭のモトにもなるので、早めのお掃除が大切です。

【日常】ヘアキャッチャーにたまったゴミや毛髪を捨てる。

(1)床排水口カバーを取り外す。

(2)ヘアキャッチャーを取り外して、たまったゴミや毛髪を取り除きます。

【週1度】排水口の細部まで洗いヌメりや悪臭を防ぐ。

(1)ゴミや毛髪が詰まると、カビやヌメりが発生してきます。ヘアキャッチャーや封水筒を取り外し、毛髪などを取り除いた後、浴室用洗剤(中性)をスポンジや歯ブラシにつけて洗い流します。

(2)排水トラップの掃除を怠ると排水状態が悪くなり悪臭がしてきます。トラップ本体をスポンジや歯ブラシに浴室用洗剤(中性)をつけて洗い流します。

※封水筒を外したら、戻すとき確実に締めたことを確認してください。トラップ清掃後は水を流してトラップ内に水がたまるようにしてください。排水トラップ本体を緩めないでください。

※排水口カバー、ヘアキャッチャーは機種により仕様が異なりますので取扱説明書をお読みください。

こんな場合はどうするの?排水口から悪臭がする。

排水トラップは、水をためておくことで臭気をストップさせる構造になっています。長期のご不在などで水が枯渇すると下水から悪臭がすることがありますので、その場合はトラップに水を足してください。

床は、水や人のアカ、せっけんカスなどが付着して汚れがちです。

放っておくとカビやヌメリが発生して滑りやすくなるので、まめにお手入れしましょう。

【日常】汚れがたまりやすい四隅は念入りに。

(1)浴室用洗剤(中性)をつけてこすります。

(2)シャワーで洗剤を洗い流し、換気扇または浴室換気乾燥機で十分乾かしてください。

床に水滴(はっ水状態)が残って乾きにくくなりだしたら…。

(1)床全体に水をまいて、汚れに水を含ませます。

(2)床全体に浴室用洗剤(中性)をまんべんなく散布し、2〜3分おきます。

(3)水を含ませた、柔らかいスポンジを軽く絞り、洗剤を広げるように床全体を軽くこすります。

(4)シャワーで洗剤を洗い流します。

※お手入れの後は、浴室内を十分に換気してください。

【ガンコな汚れ】床が乾燥した状態で白い汚れが目立ってきたときは…。

●ガンコな汚れの構造

床にこびりついたガンコな汚れの正体は水分に含まれるカルシウムなどのアルカリ性の汚れや、身体からでる脂分などの酸性の汚れがいくつも重なって層になったものです。

●お手入れ道具の上手な選びかた

普通のブラシでは届かない床の汚れも、先端部が細かく割れたブラシや繊維が細かいスポンジなら毛先が細かい凹凸にまで入り込みますので、汚れが取れやすくなります。

ステップ1こびりついた汚れを落とす。

(1)浴室用洗剤(中性)を床に散布。5分程度つけ置き。こびりついた汚れを浮き上がらせます。

(2)毛先を立てて軽く短いストロークでブラッシングします。

(3)水洗いし、乾燥させて汚れが落ちたかを確認します。

ステップ2脂分の汚れを落とす。

(1)重曹入り洗剤を床に散布。5分程度つけ置き。こびりついた汚れを浮き上がらせます。

(2)毛先を立てて軽く短いストロークでブラッシングします。

(3)重曹入り洗剤の成分が残らないように、必ず、浴室用洗剤(中性)で仕上げ洗いをします。

ステップ3カルシウムが固まった汚れを落とす。

(1)クエン酸入り洗剤を床に散布。5分程度つけ置き。こびりついた汚れを浮き上がらせます。

(2)毛先を立てて軽く短いストロークでブラッシングします。

(3)クエン酸入り洗剤の成分が残らないように、必ず、浴室用洗剤(中性)で仕上げ洗いをします。

汚れが残ったら、ステップ2とステップ3で効果のあった方法を繰り返してください。

こんな場合はどうするの?洗い場にヘアカラーをつけてしまった!

ヘアカラーは染料なので、色が染み付いてしまいます。すぐに多量のお湯と浴室用洗剤(中性)で洗い流しましょう。