NEWS

新提案「ハイパフォーマンスなII型対面プランのキッチン空間」

時代の変化と共に、お客様のニーズは変化し、またお客様自身とそのご家族のニーズも多様化していきます。
今回は、新しく発売されたパナソニックのラクシーナ II型対面プランのキッチンをご紹介します。

キッチンスペースにダイニングスペースを確保することにより、動線の短縮と広々としたリビングを実現

パナソニックから、物価高騰下における住宅購入ニーズを考慮し、住宅面積の縮小化に対応したハイパフォーマンスなII型対面プランのキッチンが登場しました。

従来、調理・片付け中心であったキッチン(モノ)視点から、配膳・食事を含めたダイニング・キッチン(空間)視点へ、考え方を刷新します。

社会背景・生活者調査

近年の建築資材価格高騰、不動産価格高騰などの背景もあり、住宅面積は縮小化の傾向にあります。
パナソニックの調査(※1)によると住宅取得時やリフォーム時に、購入価格を予算内に収めるために、妥協しても良いと思う点として40%の人が「空間の広さ」と回答。ただし、LDK空間においては「リビングは広くゆとりがほしい(76%)」という回答が多く、リビングはスペースを確保したいというニーズがあることが分かりました。また、一方で重視する点として「住宅設備の機能性やグレード(57%)」「立地(54%)」が挙げられました。

※1 パナソニック調べ「物価高騰下における住宅購入ニーズ調査」調査期間:2023年10月 調査方法:インターネット 調査対象:都市圏において3年以内に新築購入・リノベーションを検討している30代~50代男女400人

ハイパフォーマンスなII型対面プランのキッチン空間

パナソニックは、2023年12月より、空間の有効活用(スペースパフォーマンス)、家事動線の短縮(タイムパフォーマンス)、ダイニング・キッチン面積抑制(コストパフォーマンス)の3つの視点で「コンパクト住宅でもハイパフォーマンスなII型対面プランのキッチン空間」の提案を強化します。

コンロ側が幅1,350 mmのコンパクトなII型対面プランのキッチンに、ダイニングテーブルを横付けすることにより、キッチンスペースにダイニングスペースを確保。調理から後片付けまで、一連の動線の短縮を実現。
スペースの有効活用にも繋がり、リビングにスペースが生まれます。
ゆとりのできたリビングでは、ライフスタイルに合わせてアレンジすることで、好みの空間を演出できます。

パナソニック独自設計の段差が少ない「ワイドコンロ」は、コンロの手前も調理スペースとして使えるためコンパクトな間口でも広々と使用できます。本プランの間取り図に対し、40%の方が「理想的」と回答しています。

特長

I型2,550 mmの対面キッチンとカップボード1,800 mmの主要な機能をII型キッチン1,350 mm+1,800 mmにぎゅっとまとめました。

(1)スペースパフォーマンス:幅1,350 mmのII型対面プランのキッチンにダイニングテーブルを横付けすることで広々としたリビング空間を確保

住宅面積が狭くなることにより、リビング・ダイニング・キッチンのスペースも縮小化。その背景をとらえ、コンロ側が幅1,350 mmのコンパクトなII型対面プランのキッチンの横にダイニングテーブルを配置。間口寸法は抑えながら、リビングスペースを広く確保でき、限られた空間を有効活用できます。例えば、14帖のLDK空間であればリビングに2帖分の広さが生まれます。

コンロ側のキッチンは、パナソニック独自設計のカウンターやユニットにより3口横並びが可能なワイドコンロを設置。3つのコンロすべてがメインとして使いやすい配置となっています。「ワイドコンロ」に備えられている炊飯機能や湯沸かし機能などの家電機能を利用することで、家電を置くスペースを節約できます。また、コンロ天板とカウンターの段差が少ないため、手前スペースを盛り付けや仮置きスペースとして活用でき、コンパクトな間口でも広々と使えます。一方、シンク側のキッチンには「ラクするーシンク」を設置。「スラくるネット」をシンクの端から端まで動かせるため、シンクの上も調理スペースとして使えます。

また、シンク側にレンジフードや蒸気の出る家電を設置しないため、ウォールキャビネットを低い位置に設置することが可能。使いやすい位置に食器を収納できるので、カップボードを別途設置する必要がなくなります。
ダイニングテーブルをキッチン横に配置しているので、食事をするだけではなく、座って野菜の下処理作業をしたり、お菓子作りをしたりと調理面でも活用できます。

■従来と新提案の空間比較(14帖LDKの場合)

(2)タイムパフォーマンス:調理、盛り付け、配膳、後片付けにおける一連の動線の短縮を実現

ダイニング空間で重視したい点について質問したところ、半数以上の方が「キッチンからの配膳・片付けの動線を短くしたい」と回答しています。

3口横並びでコンロ手前にスペースが確保されている「ワイドコンロ」だからこそ、幅1,350 mmでも使いやすいのが特長です。ダイニングテーブルとコンロの位置が近いので、できたての料理をすぐに出せ、熱々の食事が可能となります。

電子レンジとダイニングテーブルの位置が近いため、作り置きのおかずなどを温め、すぐに食べられます。食べ終わった食器をシンクに運ぶ動線も短く、洗った後の食器もその場で収納できます。このように調理→加熱→盛り付け→配膳→食事→下げ膳→食器洗い→食器収納まで一連の動線を短縮できます。また、「ワイドコンロ」は2人並んでの作業もしやすいので効率的に調理ができます。

フロントオープン食器洗い乾燥機も搭載できます。4人家族3回分の食器をまとめて1度で洗浄可能。その他、ワイドコンロで使用した鍋や調理器具などの大きなものも洗えるため、家事ラクに繋がります。

(3)コストパフォーマンス:限られた空間の有効活用と、動線の短縮により、ダイニング・キッチンの面積を抑制

キッチンをコンパクトにすることで普及価格帯から提案が可能に。お掃除のしやすい素材の「ラクするーシンク」や料理がはかどる「ワイドコンロ」を搭載しても、定価200万円以下からご購入いただけます。品質や耐久性の高い機能アイテムを搭載することで長く安心してご使用いただけます。

■限られた空間を有効に使う<ハイパフォーマンスな空間>の展開事例

本プランにより、リビング空間が広くなり、生活者のライフスタイルや好みに合わせてアレンジいただけます。

【リビング空間のアレンジ例】

しきり窓でゆるやかに空間を仕切ることで、明るく開放的なワークスペースを実現。下段を有孔化粧ボードに変更すれば、壁面を収納として使えます。また、39 mm厚のフレームにより造作壁と比べて圧迫感がありません。

【バス・洗面・トイレ空間のアレンジ例】

一般的なバス・洗面空間は、バス1坪+洗面1坪の計2坪ですが、浴室サイズを1616から1316サイズにすることで、洗面空間に幅300 mm分のスペースが生まれ、さらに洗濯機の配置を見直すことで広い収納スペースを確保することができます。

また、洗面ドレッシング・収納ともに、フロートタイプのものを設置することで広々としたイメージを与えます。(写真は、洗面ドレッシング「シーライン」/システムファニチャー「キュビオス」)。

また昨今、トイレ使用後に洗面ドレッシングで手を洗う方が多い(46%)という背景を踏まえ(※2)、手洗いをなくし、全自動おそうじトイレ「アラウーノ」のコンパクトな設計によりトイレ空間を0.38坪までコンパクト化しても、十分な動作スペースを確保することができます。(写真は、全自動おそうじトイレ「アラウーノ S160シリーズ」)

※2 2021年4月調べ「トイレに関するアンケート」方法:インターネット N=310