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愛犬家の理想を形に!愛犬と快適に暮らす注文住宅のつくり方

家づくりを行ううえで、愛犬と一緒に快適に暮らしたいとお考えの方は多いのではないでしょうか。

家族の一員として愛犬との時間を過ごすためには、快適な住まいづくりで住環境を整えることも手段のひとつです。

今回の記事では、住まいづくりにおいて愛犬家が満足できる住まいの工夫や設計のポイントなどについて紹介します。これから注文住宅を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

愛犬家住宅とは?

愛犬家住宅とは、人と犬が心地よく暮らすことを考えた住宅です。

人と犬では目線や目を引くものや、注意すべきことも異なります。

人目線のプランニング犬目線のプランニング
抜け毛の掃除
留守番の心配
愛犬の道具の収納
みんなと一緒にいれる空間
暑さ対策
床の滑りにくさ

このように、安全性・快適性・健康面に配慮してワンちゃんと暮らせるよう、愛犬の個性に合わせたプランニングや建材の選定を工夫した住宅です。

愛犬家が注文住宅を選ぶ理由は?

注文住宅は、愛犬との暮らしに最適な住まいを実現できます。
自由な設計により、ペットにやさしい空間づくりが可能です。

愛犬のために設計自由度を活かせる

注文住宅の最大の魅力は、設計の自由度です。
愛犬の行動や性格に応じて、間取りを自由にカスタマイズできます。
たとえば、玄関近くに足洗い場を設けたり、庭にドッグランを設置したりと柔軟に対応できます。

既成住宅では難しい快適な動線設計

既成住宅では、犬の動きに合った動線を確保するのが難しいです。
その点、注文住宅なら玄関からリビング、庭までの動線をスムーズに設計できます。
無駄な段差を避けたり、滑りにくい素材を使ったりすることで、安全性を高めることが可能です。

騒音・におい対策にも対応できる

犬の鳴き声やにおいが気になるという声は多いです。
注文住宅では、防音性の高い構造や換気設備を取り入れることができます。
近隣への配慮はもちろん、家族全員の快適さにもつながります。

愛犬の健康を守るための素材選びも自由

床材や壁材、断熱材まで、自由に選べるのも魅力です。
すべりにくく、足腰にやさしい床材を使えば、ケガの予防にもなります。
また、消臭効果のある内装材を取り入れることで、におい対策にもなります。

犬種・年齢・性格に合わせた細かな配慮が可能

大型犬と小型犬では、必要な広さや強度も異なります。
また、年齢や性格によっても、落ち着くスペースの形は変わります。
注文住宅では、そうした個別の要望にも丁寧に対応できます。

犬種別に見る住まいづくりのポイント

犬種によって、性格や運動能力などが分類されます。
主な犬種別で、住まいづくりに考慮するポイントについて紹介します。

直接狩猟犬

ジャック・ラッセル・テリア等の直接狩猟犬は、勇敢で粘り強い性格です。
犬自身が獲物に立ち向かい、獲物を仕留めるため他の犬種に比べて牙が鋭いのが特徴と言えます。

愛犬が直接狩猟犬の場合は、下記のように運動量を考慮した住まいを検討すると良いでしょう。

  • 長い散歩ができる環境や立地
  • 室内や庭を自由に走り回る回遊性を持たせる

間接狩猟犬

ビーグルをはじめとした、獲物を追い込んだり巣穴から追い出したりして猟の補助をする犬種です。
他の犬や人との強調性に優れていることから、多くの愛犬家に親しまれています。

性格によって異なるものの、吠える声が大きいワンちゃんもいるので防音対策に気を配ると良いでしょう。

牧畜犬

家畜の群れをまとめて保護する判断力に優れた犬種で、ボーダーコリー等が挙げられます。

賢く運動量が多いので、庭をドッグランにして頭を使う遊びができる環境を整えるのもおすすめです。

護衛犬

ドーベルマンといった護衛犬は、家畜を警護したり番犬として家族を守る勇敢さと優しさを兼ね備えています。

大型犬に分類されるため、収納に手が届かないようにしたり、空間にゆとりを持たせたりする工夫が求められます。

運搬犬

そりや荷物の運搬が得意なシベリアンハスキー等の運搬犬は、体力と忍耐力に優れています。

寒さに強い犬種ですが、暑さに弱いため、ワンちゃんが長く過ごす空間には涼しさへの配慮が必要です。

愛玩犬

チワワやトイプードルなどの小型犬は、愛くるしい仕草や外見が魅力です。

小さい犬種が多く飼いやすいですが、甘やかしに注意が必要です。

注文住宅を建てる際の愛犬家が持つ困りごとって?

愛犬家が注文住宅を検討する際、ワンちゃんの犬種や個性によって困りごとが異なります。
以下では、主にどのような困りごとがあるのかを紹介します。

1位:運動不足

ワンちゃんにとって運動不足は、健康に悪影響を及ぼします。
また、ストレスの原因にもつながるため、対策が必要です。

2位:留守時の見守り

飼い主が留守の間は、ストレスや不安を抱えて、破壊行動をしやすいワンちゃんも少なくありません。
また、寒さや暑さによる健康リスク、誤飲などのリスクもあります。

3位:トイレの設置場所

犬種によって異なりますがとくに大型犬の場合、トイレの設置場所で困る方も多くいらっしゃいます。
そのため、プランニングの際にワンちゃんの個性や大きさに合わせてトイレのスペースを予め決めておくことが大切です。

4位:お手入れ場所

自宅でワンちゃんのシャンプーをする際は、シャンプーやブラシなど使用するものも多くあります。
収納や置き場所を踏まえて、想像よりも広めのスペースを確保しておくと良いでしょう。

5位:ゲージの置き場所

ゲージはワンちゃんが休む場所として利用する場合が多いです。
そのため、ゲージを置く場所は温度の管理がしやすく、騒音が少ない場所に設置すると良いでしょう。

愛犬との日常生活を送る際の困りごと

ワンちゃんとの暮らしを営むなかで、起こる困りごともあります。
以下では、日常生活で起こる困りごとについて見ていきましょう。

1位:床のすべり

滑りやすい床は、ワンちゃんの関節疾患や椎間板ヘルニアの原因につながります。
また、ケガによって寝たきりや死に至る危険にもなりかねません。

2位:階段

階段はワンちゃんの足腰に負担が大きい場所でもあります。
また、滑って大怪我につながる恐れもあり危険です。

3位:ニオイ

ワンちゃんが粗相をした際や、トイレのニオイは愛犬家にとってよく聞くお困りごとです。
建材の選び方や場所の確保などに工夫が必要と言えるでしょう。

4位:床や壁の傷・汚れ

粗相や噛み癖、引っ掻きなどで住まいに傷が入ることもよくあるお困りごとの一つです。
交換のしやすさや傷のつきにくさなどへの考慮が求められます。

5位:無駄吠え

犬種によっての特徴だけでなく、留守番時の寂しさや外部からの音に反応してしまうワンちゃんもいます。
このような刺激が無駄吠えにつながり、クセになってしまう子も少なくありません。

注文住宅の愛犬と暮らす家でおさえるポイント

ワンちゃんと暮らす家を考える際は、おさえておきたいポイントがいくつかあります。
以下で、犬種・サイズ・年齢・性格のほかに、考慮しておいた方がいい項目について見ていきましょう。

侵入禁止場所について

物が多いダイニングや誤飲の危険があるキッチンは、ワンちゃんが入らないような工夫が必要です。
また、落下によるケガを防ぐためにも、階段を使うプランを避けるといた点もポイントの一つです。

日中の居場所や寝る場所

日中ゲージに入れない場合は、間仕切りやゲートを利用して留守番の空間を作ると良いでしょう。
寝る場所は、飼い主さんと一緒に過ごせる寝室やワンちゃんが好きな場所に設置できるよう空間を確保しておくのもポイントです。

生活スタイルと習慣

食事やトイレの場所、遊び場についてもチェックしておきましょう。
運動の頻度や庭の柵、お出かけの動線についても計画しておくことをおすすめします。

愛犬にやさしい床材の選び方

床材は、愛犬の健康に直結する要素です。
すべりにくく、足腰に負担がかからない素材を選びましょう。

よく使われる床材と特徴

床材特徴向いている犬種
クッションフロア軟らかくすべりにくい小型〜中型犬
無垢材(オーク・ヒノキ)温もりがありやさしい高齢犬にも最適
タイル掃除がしやすいが冷たい夏に強い短毛犬向き

愛犬が元気に走れるよう、安全で安心な床材を選びましょう。

犬の動線を考えた間取り設計

愛犬が家の中を自由に動けるようにするには、動線の設計が重要です。
無理のない移動ができれば、犬のストレスやけがのリスクを減らせます。

ストレスを減らす回遊動線の工夫

犬も人と同じく、動きやすい空間が快適です。
部屋と部屋をスムーズにつなぐことで、犬のストレスを軽減できます。

玄関に設けたい足洗いスペース

外出後の汚れを持ち込まないために、玄関付近に足洗い場を設けましょう。
専用のシンクやシャワーを備えると便利です。

リビングは家族と過ごす場所に

犬は家族と一緒にいる時間を好みます。
リビングの中心に犬の居場所をつくると安心できます。

愛犬専用スペースの工夫

犬にも「自分だけの場所」が必要です。
安心して休めるスペースをつくることで、心の安定にもつながります。

ケージを置く静かな空間づくり

犬が落ち着ける場所として、静かなコーナーを確保しましょう。
人の出入りが少ない場所が理想です。

日差しと風通しに配慮する

直射日光は避けつつ、やわらかな自然光が入る場所が最適です。
風通しも良ければ、快適な休憩場所になります。

収納棚を併設してすっきり整頓

犬のおもちゃやおやつ、ケア用品を収納できる棚があると便利です。
見た目もすっきりし、片付けやすくなります。

愛犬と快適に過ごす空調・換気の工夫

室内の温度や空気環境は、犬の健康に直結します。
快適な住まいのために、空調と換気には特に配慮しましょう。

夏の室温管理が健康のカギ

犬は人より暑さに弱いため、エアコンは必須です。
設定温度は25~27度が目安です。

直風を避けたエアコン設置が理想

エアコンの風が犬に直接当たると体調を崩すことも。
吹き出し口の位置や風向きを工夫しましょう。

においと湿気を防ぐ換気対策

ペット臭や湿気対策には、24時間換気や空気清浄機が有効です。
定期的な換気習慣も大切です。

愛犬の安全を守る工夫とは?

家の中にも、犬にとって危険なポイントはたくさんあります。
日常生活の中で安全を守る工夫を取り入れましょう。

段差の少ないバリアフリー設計

足腰への負担を軽くするため、段差はできるだけなくしましょう。
スロープを活用すると老犬にも優しいです。

誤飲を防ぐ収納とレイアウト

危険なものは扉付きの棚に収納し、犬が届かない位置に設置しましょう。
コード類も隠しておくと安全です。

コンセントや家具配置にも注意

コンセントは犬の目線より上に設置します。
家具の角にはガードをつけると安心です。

愛犬のための外構・庭のポイント

庭は犬にとって、遊びとリフレッシュの大切な場所です。
安全かつ快適に過ごせるように設計を工夫しましょう。

安心して遊べる囲い付きの庭

庭にはしっかりしたフェンスを設置しましょう。
逃走や事故の防止になります。

芝生は足にやさしく汚れにくい

人工芝や天然芝は足ざわりが良く、滑りにくいのが特徴です。
ただし除草剤の使用は避けてください。

水回りの設備があると便利

屋外に足洗い場や水飲み場を設けると、散歩後のお手入れが楽になります。
シャワー付き蛇口があるとより快適です。

愛犬家が気をつけたい防音対策

犬の鳴き声や足音が気になる方は少なくありません。
周囲への配慮と愛犬の快適さ、両方を叶える工夫が必要です。

鳴き声対策に効果的な防音素材

壁や窓に遮音材を使うと、外への音漏れを抑えられます。
二重窓や遮音カーテンも有効です。

床の防音にも気を配る

足音を和らげるためには、吸音効果のある床材が向いています。
クッション性のあるフローリングがおすすめです。

犬が安心できる空間を整える

犬が落ち着ける場所を確保することで、無駄吠えを減らせます。
安心できる環境は、精神面の安定にもつながります。

愛犬との生活を支える収納の工夫

犬との暮らしには、フードやおもちゃ、ケア用品など多くの物が必要です。
収納を工夫することで、生活をもっと快適に整えられます。

必要なものをまとめる専用棚

フードや洋服、ケア用品を一か所にまとめて収納しましょう。
使用頻度の高いものは取り出しやすくすると便利です。

動線上に収納を配置する工夫

玄関や洗面所近くに収納を設けると、動きがスムーズになります。
散歩用品やケアグッズをまとめておくと使いやすいです。

見せない収納で生活感を減らす

扉付きの収納を使えば、見た目もすっきりします。
生活感を抑えた美しい住まいを保てます。

愛犬家に人気の注文住宅アイデア

最近は、愛犬家向けの住宅アイデアも豊富です。
以下に、実際に取り入れられている工夫を紹介します。

アイデア内容
ドッグラン付き庭広々と遊べる安心空間
ペットドア付き建具犬が自由に行き来できる
ペット用洗い場散歩後も清潔に保てる
におい対策壁材消臭機能付きの内装材

暮らしのスタイルや犬の性格に合わせて、柔軟に対応できます。

ペットのケアコーナーに関する詳しい記事はこちら

まとめ

愛犬との暮らしは、日々の安心と喜びを与えてくれます。
そのためには、犬にやさしい住まいづくりが大切です。

注文住宅なら、動線や素材、安全性まで自由に工夫できます。
愛犬の個性や習慣に合わせた設計ができるのも魅力です。

家族と愛犬がともに快適に過ごせる空間を、じっくり考えてみませんか?
松栄(SHOEI)住宅では、お客様の声に耳を傾けより長く快適に暮らせる住まいを提案しています。
愛犬と共に豊かな暮らしを叶えたい。
そんなご希望にも丁寧に寄り添ったプランニングを行ますので、お気軽にご相談ください。

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